2021サシバの観察記録観察地・矢倉岳周辺(コース・・・赤田・松田山・・矢倉岳・・明神様)


● 2021-9

● 2021-10

 月・日  天気   サシバ   その他 
 合計  
1232  
10月18日  ☀   5羽  ハチクマ1羽 
10月15日  ☀   7羽   
10月14日    16羽  
10月13日  観察はなし    
10月12日  観察はなし    
10月11日    24羽  ハチクマ2 
10月10日 ☂➡    0羽  
10月9日  ☁   46羽  ハチクマ2 
10月8日    18羽 ハチクマ2 
10月7日 ☂☁    0羽  
10月6日  ☀   80羽  ハチクマ0 
10月5日  ☀   47羽  ハチクマ1
10月4日  ☀    8羽  ハチクマ2羽
10月3日  ☀   139羽   ハチクマ3
10月2日   ☀   29羽   ハチクマ1羽
10月1日  ☂台風    なし  観察なし
9月30日  ☁☂    5羽  ハチクマ1羽 …古道にて
9月29日       98羽  ハチクマ3羽
9月28日     127羽  ハチクマ11羽
9月27日    299羽  ハチクマ12羽
9月26日  ☁➡☂    27羽  
9月25日   ☁    7羽  ハチクマ5羽 
9月24日  ☀   105羽  ハチクマ13羽 
9月23日      12羽  ハチクマ10羽
9月22日  ☁☂     0羽   
9月21日   ☀    28羽  ハチクマ9・クマタカ・ノスリ他 
9月20日  ☀    50羽  ハチクマ17羽 ・クマタカ・カケス・アオバト他
9月19日     30羽  ハチクマ22・クマタカ・オオタカ・アカゲラ・アオバト他
9月17日   ☁☂     0羽  トビ・アオバト他
9月16日  ☁    13羽  ハチクマ5 ツミ・ノスリ・オオタカ他
9月15日  ☁・    0羽 ハチクマ1・ノスリ・ハイタカ・ツミ・ミサゴ他
9月14日   ☁・☂    0羽  トビ他
9月13日  ☀     5羽 ハチクマ4・ノスリ、カケス他
9月10日  ☀     1羽  ツミ・オオタカ
9月9日   ☂・☁    0羽  ノスリ・ハイタカ
9月7日    ☀    6羽 ノスリ・クマタカ・ミサゴ・ツミ・ハイタカ・トビ・不明タカ

松田山

月日  天気  サシバの数  その他 
10月4日  ☀   2羽  
10月3日  ☀  12羽  ハチクマ1 
10月2日   ☀  5羽   チゴハヤブサ、サンショウクイ
10月1日  ☂  なし 観察なし 
 9月30日  ☁  1羽   9時25分~13時・ハチクマ1羽
 9月29日  ☀  51羽   ハチクマ2羽
 9月28日  ☀ 13羽   9時25分~13時
 9月27日  ☀ 162羽  9時30分~15時
 9月26日  ☁➡☂  5羽  9時30分~13時
 9月25日  ☀  2羽  9時20分~15時
 9月24日  ☀ 36羽  9時30分~14時50分・ミサゴ 
 9月23日  ☀ 1羽  9時30分~14時 
 9月22日  ☀➡☂ 0羽  9時35分~10時30分 
 9月21日  ☀   2羽  11時~14時 チゴハヤブサ
 9月20日  ☀ 0羽  10時~13時50分 
 9月19日  ☀ 3羽  9時25分~・ハーブ園 
 9月16日  ☀ 7羽  10時~14時45分・・ハーブ園 
月日                   観察記録・・・・万葉公園


   長い長い調査になりました。さぞかし皆様お疲れの事と思います。今年の総数を睨みますと、更にその疲れが増したのではないでしょうか。
今年は公園に辿り着くまでのコースを探ろうとあちこち歩き回りました。が、その結論は改めて「矢倉岳は素晴らしい」でした。
どのコースを通ろうとも、矢倉岳を目指すその行動、習性には改めて感動しました。
 さてあちこちの観察により、少々分かった事を書き留めておきます。
9月中旬に現れる赤田を出たサシバはこれまで正確には分かっておりませんでしたが、
今回殆どが松田山の気流を利用し、矢倉岳に向かう事が分かりました。
パラグライダーのメッカでもあり、気流は申し分なく、赤田を出た後、やや北よりに進路をとり、
松田山の東の斜面で気流をとります。(これは大山や丹沢山をバックに旋回しているように見える)
その後頂上のゴルフ場やその北側を移動するのを確認しました。一時これを松田コースと名づけましたが、
これは赤田で前半に見られるAコースと判明しました。ですからあえて名付ければ赤田―松田山コースでしょうか。
この中には矢倉岳山頂や万葉公園では観察されない物が多くいました。かなり北寄りに進んだのでしょう。
その中でこれまで見られていた21世紀周辺を通り、矢倉岳へと進む以外に、
ゴルフ場西側で左折し、足柄平野へ出て、南足柄運動公園へと進むものが確認出来ました。
これはやがて気流に乗って、明神の山麓に進むもので、矢倉岳への近道のようでした。
 赤田後半のコースは東名高速上にやって来たサシバは旧第一生命通過後、ゼロックス周辺を通過し、怒田丘陵地に達し、
上昇気流を得、矢倉岳へと進む事が分かりました。
が、今年はこのコースが極端に少なく、数が伸びなかったように思います。
 あちこち調査をして見ると、コースは多岐に及んでいて、まだまだ知らぬコースがあると思いました。魅力の尽きないサシバです。
 
 10/15
 怒田の里に猛烈な勢いで滑り込み、眼前で入念な旋回をしてくれた1羽が今年最後のサシバとなりました。
何とも美しい姿に長き日々の疲れが薄れて行くのを感じました。
とりあえず観察は本日で終了と致しますが、今後も観察をして下さった方はお知らせください。お願いします。
今日の金太郎ライン駐車場は、クマタカ、ハイタカ、ノスリが各1羽。サシバは0でした

 
10/14
 
 サシバ最後のコースは赤田を通過したものが怒田丘陵地に達し、やがて右に進路をとり、
万葉公園に向かう事が昨年に判明しました。
そこで本日はA高校の北側の農道で開始しました。想像した通り、昼近くになると、サシバは怒田丘陵の上空に現れ、
明神岳の上に出ました。ここまでは想定内です。ただ入り込む高さは思いがけないものでした。これ程上がるとは・・・。
昨年は明神岳の中腹を移動し、鉄塔や「アラタ」「小田原マンション」などをバックに出たのですが、それは全く有りませんでした。
今現在、この最後のコースが極端に少なく、数字が伸びません。明日の最後?の観察に期待がかかります。


皆さまこんにちは、渡邊です。
私、万葉公園での観察は11日で終了させていただきました。
今日は、箱根金太郎ラインの「金時見晴パーキング」でサシバの様子を見にいって来まして、
9:40に1羽、10:25に1羽、11:04に1羽、11:11にノスリ1羽を見る事ができました。
元々、今年の計画は、万葉で例年通りの10月初めころの大きなピークが出たら、一日休んで金太郎ラインに行ってみようと考えていましたが、皆さまご存知の通り、
今年は、毎日希望するような個体数が現れず、毎日「明日こそ・明日こそ」の気持ちで通い続けた為、期間中に、金太郎ラインの計画を実行できないままでした。
なので、満を持して本日行く事にした次第です。
8:40に着きましたが、一帯は雲が広がり、次第に駐車場も雲の中に入ってしまって、周囲は濃霧に包まれてしまいました。
どうなるかと心配していましたが、9:40に、最初のサシバが濃霧に包まれた駐車場正面(北東側)の谷から羽ばたきながらやって来て目の前を通り過ぎ、そのまま箱根方面に直進してしまうかと思ったら、まだ明るいモヤの中で暫く旋回してくれた後、靄に溶けるように姿を消しました。
10:25頃から、雲はほとんど無くなり、空も晴れてきました。
10:58の2羽目と11:04の3羽目と11:11のノスリは、意外でしたが駐車場北側の植林地の稜線から現われ、私たちの頭上をゆっくり飛んでくれました。
今日の結果はサシバは3羽でしたが、発見時から姿は大きく見えて、双眼鏡を使わなくても充分肉眼で確認できました。
この場所が、サシバ・ハチクマにとってどの程度の利用度かは不明ですが、通過する事の確認が出来ましたので、当初の目的は達成されました。
ここでの観察は、今日一日だけと考えていましたが、明日も行ってみます
 
10/11
 
察時間 7:56~14:25 晴れ 到着時の気温19℃ 一日を通して西風
サシバは、8:11に曽我方向に1羽、8:40に右山腹のかなり下部に1羽でた後は長時間出現が止まってしまいました。
一度申し訳程度に10:37に1羽出ました。
本格的になってくれたのは、11時台に入って2回3羽、そして今日も12時台に集中して12:00の曽我方向からの3羽から始まり、03分に5羽、05分に6羽45分に3羽と出て、
午前中は、6羽だけでしたが、12時台の17羽でぐっと増やしてくれて23羽までこぎつけました。
昨日と違って天気は回復したのですが、気温は高いままな上に風向きが強弱はあったものの一日を通して西風の逆風でしたので、皆「昨日の分も出てくれるだろう!」との思いも、この悪条件の為に結果的には少ない個体数で終ってしまいました。
また、本日の傾向としては、今までほとんど利用されなかった、曽我方向に発見される場合が多かったのです。サシバ出現回数9回の内、曽我方向からの出現は5回ありました。
但し、例年のような曽我丘陵すれすれを飛んだり、エーゲ海から湧き上がったり、国府津マンションから海上に見えるという事は一切なく、皆が「曽我」と書かずに「曽我方向」と書かざるを得ない高空を飛ぶものばかりでしたし、12:05の6羽も、記録上は正面空間としましたが、発見された時の場所としては、明神尾根下部の高空にタカ柱を形成していたもので、それも非常に小さな点で、旋回の状況では靄に消えてしまうほどでした。しかし、この小さな点も、明神神社で見ていたメンバーからサシバと観察報告が入りまして、公園側での判定に間違いは無かった事に安堵しました。
今日は、サシバ以外の猛禽類も含めて、公園近くに来てくれるものは居ませんでした。
観察種は、サシバ23羽、ハチクマ1羽、クマタカ2羽、ツミ(のべ)7羽、ノスリ2羽、ハヤブサ1羽、チゴハヤブサ1羽、ハシブトガラス、ヒヨドリ、キジバト、ツバメ、ヤマガラ、エゾビタキ、アマツバメ、トビ、エナガ、ヒガラ
観察者:東佐知子さん(途中から明神神社)、前田治子さん、関野靖子さん(途中から明神神社)、加藤さん、松永さん、竹永さん(途中から明神神社)、村松さん、渡邊純、氏名不詳4名でした。
 
10/10   今日は、目の前から飛び出したミサゴが1羽だけでした。 雨があがったら少しは出るかと期待しましたが、かないませんでした。 観察者は、青木悦子さん、前田治子さん、武重桂子さん、(町田市)村松さんご夫妻、青木盛男、渡邊冨美江、渡邊純でした。  
 10/9
 
観察時間は、7:52~14:1 1  晴のち曇りわずかに小雨  到着時の気温20℃

今日のサシバの出は9:18に左植林から出て公園左方向に行ってしまった1羽から始まったものの、その後はずっと出ず、また今日もオオタカ、クマタカ、ツミ等の猛禽類が埋めてくれて、ようやく11:02にLINE情報による武山からの9羽(武山情報分は内7羽)と11:47の3羽(武山情報分)を補足出来ました。午前中はここまででした。
しかし、午後になると12:03に公園正面の空間に発見されたサシバ13羽から始まり06分(以下同じ、数字なしは1羽)・08・26(2羽)・35・47(15羽) と立て続けに出てくれまして、35分の1羽は山頂からの出現ですがあとは皆公園正面の空間での発見で、飛去方向も公園上空と、明神方向ではなく公園東屋右側の桜や松に掛かるように去って行きましたので、姿形もハッキリ見えるものが多く、観察者一同大喜びでした。
今日のサシバの結果は46羽でしたが、LINE情報による武山からの数は(たぶん)全て捕捉出来たと思いますし、赤田の2羽も捕捉出来たと思います。
この、観察時期後半に入って来てからは、公園上空や正面に現れて、サシバの姿がしっかり認識できる個体が増えてきていて、観察している私たちにとって嬉しい状況が増えています。
ハチクマも今日は2回2羽出てくれまして、特に13:52に来た個体は、昨日のサシバと同じように、公園左側の松やマユミの上を低空で来て、東屋上空を低速で通過したので、帰り支度をしていた時なので、嬉しい本日の締めくくりとなってくれました。撮った写真から判定して幼鳥の可能性が高そうでした。
朝の早いうちは、公園周辺に多くの小鳥たちが来ていたようですが、これはその時点ではお一人だった方のの独占状態で、私の到着時以降は余り出ませんでした。
また、今日は、アマツバメを始めとするツバメ類が極端に減っていました。昨日の大群は、南方へ飛去してしまったのでしょうかね?
上記のように、時に午前中のサシバの出現は極めて少なかったのですが、その間隙を埋めてくれた他の猛禽類には感謝しなければなりません。
特に面白かったのは、8:42の1羽のツミでした。主に矢倉岳山頂が舞台でしたが、1羽のハシブトガラスとの大攻防です。普通なら気の強いツミが優勢なはずですが、このバトルは、時にツミが優勢でカラスが劣勢かと思うと一転カラスがツミに襲い掛かるような攻防を何度もして正に空中戦ドッグファイトでした。  
もう一つ、11:54に公園正面に来たノスリですが、発見時に「ハチクマだ!」と認識せざるを得ない姿でした(光線の具合で赤黒く見えて、次列風切り羽もハチクマのように膨らんでいましたので)。至近距離だったので、これはありがたいと思ったものの、見続けている間にノスリと判明して、肩の力が抜ける思いとなりました。
観察種:サシバ46羽、ハチクマ2羽、クマタカ2羽、オオタカ1羽、ハイタカ1羽、ツミ(のべ)9羽、ノスリ(のべ)10羽、ハヤブサ2羽、ヒガラ、エナガ、アカゲラ、アオゲラ、シジュウカラ、メジロ、イカル、アマツバメ、ハシブトガラス、アオバト、ヒヨドリ、イワツバメ、トビ、カケス(声)
観察者:市川恵三さん、青木悦子さん、前田治子さん、関野靖子さん、武重桂子さん、渡邊純
 
 10/8
 
観察時間は、8:20~14:35 晴れ 到着時の気温22℃
気温が下がりません。湿度も高いのでしょう、今日も相変わらずのモヤがかりで、風も無風か微風です。
サシバの出現は、8:27にいきなり公園正面の下部から飛び上がった1羽から始まりました。
次の8:58に出た4羽から9:45までは、短い物で5分長くても15分の間隔でコンスタントに出てくれたのですが、そこで一旦止まってしまいまして、
次のサシバは10:23の1羽まで待たされて、再び出現が止まってしまってようやく18羽目とめとなる12:25に左植林に出た2羽が、本日最後のサシバとなってしまいました。
公園上空を通ってくれたサシバは無く、皆出現後は明神尾根方向か、公園左方の遠くを通過するばかりで、大きく見えたものは極僅かでした。
面白かったのは、(幼鳥でしょうか?)3羽のサシバが渡るそぶりを見せず、お互い絡み合いながら遊び続けていて、(個人的都合ですが)長時間望遠鏡を掴んでいる間に肩が痛くなって、途中で観察を中断せざるを得なくなりました。|
3日ぶりにハチクマが2羽ですが出てくれて、13:43の1羽が本日最後の渡りのタカとなり、後出てくるのはトビばかりとなりました。
今日は、ツミの出現が非常に多く、その中で、先ず上記の遊んでいるサシバ3羽にモビングを掛けたがっていた1羽のツミは、サシバ達の激しいう動きに手が出せず回りをウロウロするだけでした。
別のもう1羽のツミは、普通ならば自分より大きなタカたちに向かってモビングを掛けるのが通例ですが、9:19に出たツミは、トビにモビングを掛けられ逃げまわっていました。こんな光景は初めて見ました。
たまたま東屋の後ろで上空を見上げていた観察者の一人が高空を飛ぶ1羽のタカを発見、皆急いで見に行った所、どこを通って来たのか判らないミサゴでした。
今日は、たぶん今季最大数のアマツバメが出現しまして、曽我方向や矢倉山頂~大山方向の空間に移動しながら塊のような群れが乱舞していました。
観察種:サシバ18羽、ハチクマ2羽、クマタカ(のべ?)4羽、オオタカ2羽、ツミ(のべ)11羽、ノスリ1羽、ミサゴ1羽、アマツバメ、トビ、ヒヨドリ、ヤマガラ、エナガ、イワツバメ、ヒメアマツバメ、イカル、ヒガラ(声)、エゾビタキ(声)
観察者:東佐知子さん、前田治子さん、関野靖子さん、清水敏雄(次)さん、市川恵三さん、松永さん、加藤さん、渡邊純、氏名不詳8名
 
 10/7
 こんにちは渡邊です。古道に来ました。時々小雨の混じる曇り空で回りの山の上部は雲に隠れているし、モヤも非常に濃く、観察には最悪です。
タカらしき鳥影は12回15羽を数えましたが、とても識別は不可能です。明確に識別出来たのはツミ1羽とトビ1羽だけでした。
しかし、ありがたい事に、エゾビタキとノビタキを観察出来ました観察種は、ヒヨドリ、エゾビタキ、ノビタキ、ハシブトガラス、カケス、アオサギ、
キジバト、アオバト、イカル、モズ 。観察者:青木悦子さん、前田治子さん、関野靖子さん、榎本さんお二人、渡邊冨美江、渡邊純
 
 10/6

 
観察時間は7:51~14:38 天候は晴れ 到着時の気温は20℃でした
先ず。8:32に右カヤトに小さく見えたサシバは、一旦矢倉岳の裏に入った後、山頂から現われそのまま公園に結構低空で一直線に飛んで来て、早速見事な姿を披露してくれました。
9:07には左植林に2羽出た後の9:37に、実に意外でしたが公園左方向の松から私たちの方にサシバが目の前至近距離に来てくれて最高の姿をしっかり見せてくれまして、そのすぐ後にも全く同じ場所からもう1羽のサシバが同様に私たちの前に来てくれて、旋回の後公園上空を通り、なおかつただ通り過ぎず東屋上空でまた旋回してたっぷりとその姿を見させてもらえました。
その後も、1羽・2羽・3羽と少数個体ながらの出現ですが、昨日とは違って比較的大きく見えました。
11時近くでは、LINE情報で武山ではすでに70羽を記録していたそうで、公園では期待と不安が混じった雰囲気でした。そして11:50に矢倉山頂から33羽の群れが出現し、これもありがたい事に公園上空を通過してくれて、観察者一同歓声を挙げました。
ただ、万葉公園での大き群れはこの1回限りで、後は4羽が2回、2羽が2回、後は1羽単独ばかりの出現でしたが、殆どが姿がはっきり見えるので、観察も張り合いがありました。
LINE情報に対しての万葉公園での出現が少ないので、午後1時過ぎに2名が、急遽今日は誰もいない明神神社に1時間ほど行き、公園からは見えない明神尾根を通るサシバを8羽見つけ、13:56に公園前の大小ケヤキの間の空間を横切ったタカ4羽が居まして、公園ではサシバと断定するのをためらったのですが、明神神社でしっかりサシバと確認してもらえて、谷から上がった所でタカ柱を形成したと報告を受けました。
この事から推察できるのは、武山・稲村ケ崎(両地の終了時には武山90羽・稲村ケ崎118羽)からのサシバは万葉公園の下や明神尾根上や下の谷間を抜けて行ったのではないかと考えられました。
曽我方面や、僅かに見える小田原マンション方面も事あるごとに見てはいましたが、これらの海上を背景に飛ぶサシバは見れませんでしたので、公園下の死角を通ったものが相当数いたと考えられます。
その他の猛禽では、今日は幸い1日を通して東の風で、午前中は微風でしたが、午後は強く吹くようになり、その強風の中をノスリは微動だにせず空中に長時間止まって居たり、ハヤブサもノスリほどではないにしても、空中静止する姿が見れました(個人的にはハヤブサの空中静止は初めて見ました)。
観察種:サシバ72羽、ツミ、ノスリ、ミサゴ、ハヤブサ、アオバト、ヒヨドリ、ハシブトガラス、トビ、ヤマガラ、ハシボソガラス、ヒガラ(声)
     明神神社のみのサシバ8羽
観察者:東佐知子さん、前田治子さん、関野靖子さん、武重桂子さん、渡邊純、氏名不詳2名

今日の個体数は、不本意な部分もありますが、とにかく近距離で、また日差しの具合が非常に良い為、何度もサシバの姿がハッキリかつ美しく見れて、個人的にも今季最高の写真撮影も出来て、非常に満足出来ました。
観察も後半に入りましたが、これからもこのような光景が見れる事を願ってやみません。
 
 10/5

 
到着は、8:28 晴れ 気温20℃ 相変らずモヤがかりです
朝の内は、気温が比較的暖かく、連日の事なのでタカの出はどうなるか?と一抹の不安がありました。
最初の猛禽は、8:35のトビで、出鼻をくじかれた感じでしたが、その直後の8:40に山頂にサシバが3羽出現してくれまして、その後9:28まで1羽・2羽・3羽という個体数ではありますが4回11羽、若干の間隔は開く時もありましたが、出てくれて幸先が良いかなと思えました。またその間隔の間にはツミとオオタカが出てくれて、良い具合に間を繋いでくれました。
しかし、サシバに関しては、その後パッタリと止まってしまって、次の出現は10:47にサシバ3羽とハチクマ1羽が左植林(大山方向)に出るまで待たされて、ここまでで14羽です。この間はもっぱらクマタカが場つなぎをしてくれました。
この後、再びサシバの出は止り、「また昨日と同じ状況になってしまうのか?」という思いが強くなってしまいました。
その後やっと公園正面空間に2羽+2羽のサシバが出てくれて、これは公園上空を通過してくれたのですが、余りにも高空を飛ぶので通過時の姿を見る事が出来ませんでした。これでもまだ18羽しか確認出来ず、ありがたいのですが気持ちを晴れさせてはもらえません。
その約50分後、山頂やや左の空に、大きなタカ柱を見つけてくれた人がいて、23羽を数える事ができました。この群れも公園上空を通過してくれて、姿は小さいものの、しっかり目視する事ができて、公園は喜びに包まれました。
この群れを見送った5分後に、1羽で旋回するサシバが見えて、合計42羽となってくれました。
今日の午前中は、サシバだけでなく他の猛禽類は左植林と言っても大山の左右や山頂に見えるので、お馴染みの左植林から湧き上がるという光景は皆無です。
午後の3回の出現は一転して、左植林とは言ってもほとんど山頂近くからの出現と、正面空間に発見されたものでした。
そして、今日のサシバ・ハチクマもほとんどが、同定はできるものの、皆遠く高くで小さくにしか見れません。
この23羽を見たので、この後も出るのではと思い、いつもなら帰り支度をするところですが、皆「もう少し延長」と待ちましたが、おまけの1羽と終了間際に右山腹から出て→左植林の上空→山頂→明神というコースを取ったチゴハヤブサを最後に観察を終了しました。
今日は、時々公園に観察に来る戸塚区の人が、たくさん発見して下さり、23羽の群れもこの人が見つけてくれました。もしこの人が居なけれな、23羽だけでなく他の多くの個体も見つける事が出来なかったでしょう。心より感謝を申し上げます。
観察種:サシバ42羽、ハチクマ1羽、クマタカ(のべ)5羽、オオタカ1羽、ツミ(のべ?)3羽、ノスリ2羽、チゴハヤブサ1羽、イカル、アオバト、アマツバメ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、トビ
観察者:前田治子さん、青木悦子さん、武重桂子さん、峰岸弘子さん、田口節子さん、楓川あけみさん、松永さん、渡邊純、氏名不詳8名でした。
観察時間8:28~14:50

 
 10/4
 
今日の観察の様子です。
観察時間は、7:54~14:21 晴れ 到着時の気温18℃でしたが、時間の経過と共に上昇しました。今日もモヤが掛かっていました。
はじめの内は、アオバト、イワツバメ、ヤマガラ、ヒガラその他が少数づつ現われ、アマツバメのこの時点では比較的少数でした。
サシバは9:07に(たぶん右カヤトから出たと思われますが)正面空間に5羽発見し、その後山頂を通過して公園左方向に西進して行きました。
その後、サシバは10:55までに3回3羽出たものの、この10:55が本日最後のサシバとなってしまいました。
現れたのは良いものの、皆遠く小さくという状態でした。
ハチクマも今日は2回2羽だけの出現で、11:02に山頂に出た個体は遠く小さく飛去方向も公園左方向でして、かろうじて11:32に公園正面で見たハチクマだけが、比較的近くを通ってくれて明神方向に飛んで行きました。
昨日の勢いで、今日も出てくれるかという願いも虚しく、崩れました。
ですから、大型鳥類の発見時に、サシバ・ハチクマと期待して見続けていても結果的にトビ・ノスリで、騙される寸前でしたし、とにかくアマツバメの群れがどんどん増えて、双眼鏡・望遠鏡の中に入るのはアマツバメばかりで、遠くのタカを追うのに非常に苦労しました。
また、このように少なかったので、1羽1羽が大切なのですが、3回4羽の不明のタカは実にもったいないものでしたし、せっかく運動公園から連絡をもらったサシバ1+1も公園では補足できず、皆で丸山下の谷間を抜けて行ったのではないか?という結論(仮説)となりました。
トビ・ノスリ・クマタカは良く出ました。クマタカは普段の観察でなら飛び上がるほど嬉しく大好きなタカですが、今の万葉に於いての本命はサシバ・ハチクマですので、嬉しさ半減とまでは申しませんが、喜びも二番手となってしまいます。
観察種:サシバ8羽、ハチクマ2羽、クマタカ(のべ)6羽、ノスリ(のべ)8羽、ツミ2羽(もっと出現したはずです)、カケス、アオバト、アマツバメ、イワツバメ、ヤマガラ、ヒヨドリ、トビ、ヒガラ、ヒメアマツバメ
観察者:東佐知子さん、青木盛夫さん(明神)、青木悦子さん、前田治子さん、関野靖子さん、武重桂子さん、清水敏雄(次)さん、松永さん、渡邊純、氏名不詳3名

 
 10/3  
観察時間は、6:50~15:10 天候は晴れ 到着時の気温17℃ 今日もモヤが掛かっていました。
今日は、7:28に一番手のツミが出て、最初のサシバは7:57に右山腹から出て公園正面を通り、明神に向った2羽からでした。
その後のサシバの出は低調で、次の出現は8:14に2羽、7時台8時台は各々この1回づつでした。
9時以降、サシバの出は順調になりまして、基本的には1羽・3羽の少数づつの出現でしたが、9:29に丸山に11羽が上がり公園左手の方に西進しました。
10時30には、LINE情報で入った武山8:10に7羽と言われた群れを捕捉したり、10:46にはその10分前に松田山からの連絡分と思われる1羽も捕捉しました。
12時前までのサシバの累計は、38羽で、上記のような群れも出て出現回数はそこそこあるのですが、殆どが1羽3羽と少数な為、「今日こそは!」思っていた観察者一同「また昨日と同じようになるのか?」という思いにも捕らわれました。
しかし12:46に右カヤトと山頂から待望の42羽の大きな群れが沸き上がり、素晴らしいタカ柱を披露してくれた後公園上空を通過してくれまして、私たちは大きな喜びに包まれました。
その後のタカ柱を形成してくれた群れは13:32に10羽、14:05にも10羽が出て、この群れも公園上空を通過してくれました。午後は、これらの群れ以外は4羽(2回)3羽(1回)の他は1羽2羽の少数づつの出現でしたが、短い間隔で次々に現れてくれました。
また今日の傾向としては、出現回数32回のうち山頂が8回、右山腹(カヤト)が7回、左植林が5回と矢倉岳を利用することが多く、飛去方向としては、明神尾根方向に向かう物が非常に多く、嬉しい事に私たちの方向に向かい公園上空を通過してくれる個体も非常に多く、楽しませてもらえて。理想的な観察が多く出来ました。
また、視界が狭くなったためと思いますが、今日も、突然正面空中に現れる個体や群れも4回現われ、これらの内2回は公園上空を通過してくれました。
このような結果、今日はサシバ129羽、ハチクマ3羽の結果を得られまして、「今日こそは!」の皆の思いは随分達成できました。しかし、観察開始以来の全体数としては少ないので、明日以降も期待したいものです。
他の猛禽類に就いてですが、今日はとにかくツミが良く出ました。出現回数14回個体数のべ20羽、普段でしたら矢倉岳の地付きの個体が、空で遊んだり、他のタカにモビングをかけたりする程度ですが、今日のツミの中には「渡り」の個体ではないかと思われる飛翔をする事もあり、サシバと同じように気流に乗って同様のルートを明神尾根に向かうものも良く見られました。
また、クマタカも良く出ました。
不思議と、サシバが多い日にはたの猛禽も良く出て来ます。逆にサシバが少ないと他の猛禽も極めて少ない出現となる傾向があります。
総観察種:サシバ129羽、ハチクマ3羽、クマタカ(のべ)8羽、オオタカ(のべ?)4羽、ツミ(のべ)20羽、ノスリ(のべ)5羽、ミサゴ1羽、ハヤブサ1羽、ヤマガラ、コゲラ、アオバト、カケス、メジロ、イワツバメ、アカゲラ、カワウ、アマツバメ、ヒガラ(声)、イカル(声)
観察者:市川恵三さん、東佐知子さん、関野靖子さん、前田治子さん、青木盛夫さん(明神)、青木悦子さん、武重桂子さん、井上さん(明神)、(こまたん)金子典芳さん、(こまたん)斎藤常實さん、渡邊冨美江、渡邊純、氏名不詳5名
 
 10・2
 
観察時間は、7:25~13:56 天候は晴れのち曇り、気温17℃
でしたが、到着時は、台風一過とまでは言えませんがよく晴れていて、大山も曽我方面も良く見えました。
しかし、8時過ぎに、一気に矢倉も万葉も雲の中に入り全く何も見えなくなりました。ただこの情態も短時間で終わり、再び矢倉も姿を見せてくれました。
その後の天気は、雲が多くなり、いつの間にか大山は見えなくなり、モヤも濃くなってきまして、このモヤにはその後悩まされました。
また、とりあえず天候は回復しましたが西風の逆風で気温も上がって来るので、サシバ達の出現は危ぶまれました。その風も早いうちに西から南に変わり更に東の風に変わりましたが、微風もしくは無風状態になってしまいました。
タカの出は遅く、その間、イカルの小群、カラ類が少々、イワツバメ・ヒメアマツバメ・アマツバメが良く飛ぶようになりました。
最初の猛禽は、8:40に出た1羽でしたが、みんなで見ていても種類が判明せず、「不明」とせざるを得ませんでした。続いてはツミそしてまた「不明」と残念な状態が続き、9:17にようやくサシバが左植林に出てくれて、右カヤトに回り明神尾根に向かって行きました。次には9:48にハチクマが出ました。
この直後、LINE情報で武山から9:59にサシバ21羽の情報を得て、この大きな群れを期待しました。しかし、結果は2時間15分後の12:10に右カヤトから出た8羽だけの観察で、残りは私たちの死角になる公園下部の谷を通ったものが明神尾根で捕捉されたそうです。また時間は前後しますが、10:24の3羽と10:31の1羽の松田山からの連絡分であろうと思われるサシバが10:37に6羽(左植林、丸山方向)出ました。
今日は、左植林に出現しても、結果的に明神尾根の方向に向かう個体が多く、また数は少ないものの曽我方面で発見されるサシバも左植林からの出現個体数(12羽)に次ぐ数(8羽)となりました。
サシバの出現時間帯は9時~12時と狭いもので、サシバの最終は12:10の武山グループと思われる群れが最後で、果してこの後現れるのだろうか?と半分諦めていた所、13:26に公園左(ポッコリ山方向)からいきなり現れたハチクマ(目の前を通りました)を最後に、観察者一同「明日、明日」という気持ちで、速めに本日の観察を終了しました。
しかし、台風通過翌日で、短期予報では高温で西風と言われると、今日はそんなに出ないのではないか?という気持ちもありましたので、下記のようにサシバ29羽・ハチクマ7羽という結果もそんなに悪くはないか、という気持ちでもあります。
しかし、視界の狭隘の影響は、いつものことですが 特に今日は痛感しました。
なお、サシバ情報として11:50過ぎの時点で明神神社ではのべ26羽(万葉では18羽)、12:10過ぎの時点で武山の累計が49羽(万葉29羽)という事でした。
観察種は、サシバ29羽、ハチクマ7羽、クマタカ、ノスリ、ツミ、イカル、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、イワツバメ、ヒメアマツバメ、アマツバメ、カケス、ハシブトガラス、ヒガラ(声)
観察者:市川恵三さん、東佐知子さん、関野靖子さん、前田治子さん、青木悦子さん、井上さん親子(明神神社)、渡邊冨美江、渡邊純、氏名不詳:万葉1名・明神神社2名でした。
 
9・29
 
それでは29日の結果と経過です。
万葉公園ではサシバ98羽、ハチクマ3羽でした。
私は、途中のアクシデントがあり、公園到着は遅れて、8:50となりました。
観察時間は8:50~14:00 天候は晴れ 気温22℃でした。
私が着いた時でも先着者の皆さんによれば、「全然出ていない」ということでした。
最初のサシバは、9:12に右カヤトに出た4羽から始まりました。しかし、その後は非常に散発的な出現で、
例年ならば大量に現れる時期ですが、その様子は有りません。
10:46に松田山でサシバ12羽、その少し後には松田山、その他での計35羽出現を伺い、
公園の一同は待ち続けましたが、一向にタカたちは現れず、「ここには来ないのか?」という焦燥感に包まれました。
しかし、この出現が、連絡分かは、今一つ判りませんが、11:10に左植林(の既に丸山方向)に突如現れた非常に小さなタカの群れ14羽を皮切りに、
4羽・4羽・1羽・2羽と25羽のサシバを発見、更に11:17と11:20にも1羽と3羽同方向に出て来たタカも連絡分だった可能性もありますが、
とにかく確認出来た事に先ずは安堵しました。
今日は、初めのうちは矢倉山頂や右カヤトからの少しづつの出現でしたが、上記の出現の後はほとんど左植林それも大山を背景にして、
場合によっては既に丸山にかかろうとする場所を、非常に小さなまま流れていく物が多くありました。
今日は、良い陽光のおかげで基本的には遠く小さなタカが多かった中でも、望遠鏡・双眼鏡を通してですが、
サシバの美しい姿を確認出来る事も結構ありましたし、公園上空を通過するサシバ・ハチクマもいましたし、タカ柱も数度見る事もできました。
しかし、昨日と同じで、「もっと近くもっと低く来てくれ」と言いたい状況でした。
昨日一昨日と、サシバの最終出現時刻は13:08でしたが、今日はもっと早く12:38のサシバ2羽が最終出現でした。
既に9月29日。例年に比べ、非常に少ない事に驚いています。
その他の話題として、本日最初のハチクマですが、この個体は何があったか判りませんが尾羽が有りませんでした。
最初遠くに発見した時点では、いったいこれは何だ?と思いました。公園上空を通過してくれたので、尾羽が無いハチクマとしっかり確認できました。
もう一つ、10:13に山頂からサシバ4羽が上がり、皆喜んでこれを見ていました。その2分後、右カヤトから大型鳥類が沸きだし、
みんなの目は「それ来たか!」という思いで、見た所12羽のハシブトガラスで、一同ガッカリ、そして最初の4羽のサシバも見失ってしまいまして、大損でした。
本日の観察種:サシバ98羽、ハチクマ3羽、クマタカ、ノスリ、ミサゴ(今季初)、イカル、ヒヨドリ、ハシブトガラス、カケス、ヤマガラ、アオバト、ヒガラ(声)
観察者:東佐知子さん、前田治子さん、関野靖子さん、青木悦子さん、清水敏雄(次)さんと奥様、渡邊純、氏名不詳6名でした。
 
 9・27  
観察時間は、7:52~14:25 晴れ 到着時の気温16℃でした。
晴れてはいたものの、雲の量が多く、またモヤも掛かっていて見ずらい状態でもありました。
そして、今日も大山は雲に隠れたままでした。
昨日は、雨のため11時で観察を終了しまして、「まだ来るはずだ」と思っていたサシバたちも、
近くの森に降りていたようで、8時台に19羽、9時台に11羽と現れてくれました。
ただ、本日の傾向としては、11時台12時台に出現回数で47%出現個体数では67%がこの2時間に集中しました。
特にこの時間帯は、出現間隔が短く、その中でも10羽・15羽・12羽と出た時は、
5羽6羽と出たので区切ろうとするとすぐに後続が数羽ずつ現れる状態でした。
全般的にはサシバ出現回数38回の内、10羽以上の出現は6回だけで、反対に1羽単独の出現も少なく11回で、
2羽~3羽での回数が一番多く13回、4~8羽が8回で21回で回数的には55%でした。
タカ柱も何度も見れましたし、そのまま公園上空を通過するものもけっこう居たのですが、
タカ柱は遠く、上空通過個体も高度は高く見えても小さなタカの形をしている鳥という状態か、
空の中に溶け込んで、見えないものも結構ありました。
今日も、LINE情報で武山10:25でサシバ45羽ハチクマ5羽と入りましたが、公園では補足できませんでしたし、
松田山からの連絡分156羽もどの程度捕捉出来たか判りませんでした。
公園では見れなくて明神神社のみの観察がサシバ75羽もありました。どうもこれらは、
公園前の樹木の成長の為に死角になった谷間を通過するサシバたちのようです。視界の狭さが恨めしく思えます。
思えば、殆ど間断なく現れるサシバ・ハチクマ・地付きの猛禽類でしたが、13:08に曽我方向からでたサシバ1羽以降、
観察終了まで小鳥の1羽も出ない静寂の時間のまま、公園は14:15で終了しました。
サシバ184(非渡り4羽)、ハチクマ12羽、クマタカ、オオタカ、ハイタカ、ツミ、ノスリ、チゴハヤブサ、エナガ、メジロ、ヒメアマツバメ、トビ、イワツバメ、エゾビタキ、ヒヨドリ、トビ、ハシブトガラス
観察者:東佐知子さん、関野靖子さん、武重桂子さん、前田治子さん、渡邊純、氏名不詳7名でした。
※松田山162羽(正確ではないが公園と40羽重複せず)
※明神様75羽(公園と重複せず)
山頂のMさんからの情報8時25分~13時25分サシバ129羽
 
9・26   
その他:ヤマガラ、アオゲラ、アオバト、イカル、ヒガラ、エナガ、シジュウカラ、エゾビタキ、アマツバメ、トビ、ガビチョウ(声)、ニホンジカ(声)
観察時間は、7:35~11:20 曇りのち雨 到着時の気温15℃
LINEで7:40に武山で12羽の連絡が入り、その後武山からの情報が続き、総計50羽以上という事で、観察者一同サシバの来訪を待っていました。
待つ事約2時間、9:35に曽我方向の海上を背景に、先ず2羽が旋回している姿が見えて、ほぼ同地域に9:40に1羽、9:44に3羽が上がり、
旋回後南方に飛んで行きました。
次いで、9:49に今度は矢倉岳山頂から8羽のサシバが出現し、これは公園左側のコースを取り、西へ向かって行きました。
ここまでの14羽は、武山の12羽と後から情報の入った権現山の1羽が合流したものと考えられまして、
あとの1羽は途中から合流したものと思われます。
この群れは途中だいぶばらけたようで、現われた場所も、飛去方向も、全く別方向になったようです。
9:59には、突然公園正面に2羽のサシバが現われ、かなりの近距離で、肉眼で翼の模様がハッキリ判るほどなので、皆大喜びでした。
(手帳の記載を間違えたので、時刻不明の)6羽が、これも曽我方向(江の島を背景)に現われました。
もしかしたら、この6羽は武山の第2陣の可能性があるようですが、個体数が異なって居ましたし、後続も確認する事は有りませんでした。
武山情報分だけでも、まだ数的に達していなかったのですが、無情な雨の為に、サシバ22羽で終了せざるを得ませんでした。
なお、今日は、トビ以外他の猛禽類は1羽も登場する事は有りませんでした。
観察者:市川恵三さん、青木盛夫さん(明神神社)、青木悦子さん、上柳瑞穂さん、上柳遥香さん、上柳菜月さん(青木さんのお嬢さんと二人のお孫さん)、
関野靖子さん、渡邊冨美江、渡邊純、氏名不詳3名

※松田山
5羽(12時過ぎ)
 
 9・25  
東名では、伊勢原から秦野の半ばまで雨が降りましたが、南足柄では曇りで矢倉岳もハッキリ見えたので、大丈夫だろうと信じて向かいました。
公園到着は、7:51 天候は曇り 気温17℃ 東の風
到着時は見えていた矢倉岳は、次第に雲に包まれまして、8:45にはガードレールから向こうは完全に雲に閉ざされてしまいました。
しかし、9:35には雲は取れて再び矢倉岳が見えるようになりましたが大山方向は雲に覆われたままでした。
反対に、こんな天気でしたが、曽我方向は、今までで一番スッキリ見えて、海には日差しもさしていました。
気温は低く、時間と共に低下して寒くなって来ました。ただ、この低温と東の風なので、
サシバの出現は遅く成ってもある程度望めるのではないかと、淡い期待もありました。
ごく少数の野鳥の他に、シカのラットコールが聞えました。
9:40頃に最初のトビが出て来たので、猛禽類も羽が乾き始めたのでは?と思って居た所、
氏名不詳の観察者の方(今日は良く発見してもらいました)が、山頂にタカを発見。2羽のオオタカでした。
その後、大きく時間が経過した11:00に、2番目のタカとしてクマタカが左植林より出ました。
本日最初のサシバは、11:25に大山合流に出た1羽で、もしかしたら運動公園からの連絡分ではないかと考えられました。
しかしサシバとはわかったものの、すぐに雲の中に入ってしまいました。
その後午前中にサシバは2羽、ハチクマは1羽で、皆遠く小さいものでした。
午後には入り、12:45に左植林から出たサシバは非常に小さいまま雲に消えてしまいましたが、
時間は遡りますが12:34の曽我からと、12:36の正面空間に現れたハチクマ計3羽からの、観察出来た猛禽は、
しっかり大きく見えるようになり、12:48右カヤトからの2羽のサシバ、13:27の正面空間に出た1羽のサシバ、
本日最後のタカとなった1羽のハチクマは、非常に良くかつ美しく見る事ができまして、
危うい天候の中少数とは言え、サシバ・ハチクマの姿を満足出来るように見れた事は幸いでした。
本日の観察種:サシバ7羽、ハチクマ5羽、クマタカ1羽、オオタカ2羽、ツミ3羽、ノスリ1羽、ハヤブサ1羽
その他:アオサギ*アオゲラ*アカゲラ*、アオバト、ヤマガラ、コムクドリ*、カケス、トビ、ヒメアマツバメ、アマツバメ、ハシブトガラス(ずっと声だけでしたが、13:40にようやく姿が見れました)、イカル(声)
なお「*」の印の種は、市川さんだけが観察出来た鳥です。

観察者:市川恵三さん、武重桂子さん、前田治子さん、渡邊純、氏名不詳5名でした
※運動公園奥津・頼
サシバ2羽無事公園に辿り着く
 
 9・24
観察時間は、7:54~15:10 天候は晴れ 到着時の気温21℃ 風は昨日と逆の東の風で出現が期待されましたが、
モヤは今までで一番濃いのが気に掛かりました。
8:11に大ケヤキの方から公園前を横切って飛んだハイタカから始まり、次いで8:25に右カヤトからサシバが1羽出たのですが、
その後現れるのはハチクマばかりでした。
10:31までは、サシバは1羽のまま、ハチクマは6羽まで増えて、飛去方向も明神尾根に気流に乗って早いスピードで消えて行き、
この先どうなるか?と不安もよぎりました。
しかしその後は、気流に変化が出て、風が公園正面から吹くようになり(東風)、10:46に正面空間に現れた3羽のサシバ以降、
公園上空を通過するサシバ・ハチクマが非常に多くなり、サシバの出現も増加するようになりました。
その中でも、10:57に右カヤトから出た1羽のハチクマは、私はずっとカラスかと思っていたほどですが、
周囲の観察者から「ハチクマですよ」と言われて大変驚きました。暗色型ではなく完全な黒色型で、このようなハチクマは初めて見ました。
11時を過ぎて、松田山から連絡を頂いたサシバ3羽を公園でも捉えられ(連絡受信から9分後)、
その後も短い間隔で1羽~3羽づつサシバが現れて、
11:40に山頂から出た3羽のサシバ内の1羽を追っていたら、途中その個体の上空に、
時折靄に溶けそうになる7羽のサシバのタカ柱を発見しました。
今季初のタカ柱です。しかしこれは序章でした。
11:56に山頂に23羽のサシバが出現し、上下にタカ柱を作り、そのまま公園上空を通ってくれました。公園の観察者は皆大興奮です。
更に、同様な群れが12:28と12:29(ほとんど同時ですが)各16羽の群れが、これも山頂から出て、公園は一層色めき立ちました。
これも松田山からの連絡分でした(連絡受信後5分)。
12:34までのサシバの合計は91羽となり、皆、ここまで来たら、100羽は記録したいという気持ちが非常に強くなりました。
サシバも気持ちを察してくれたのか、その後は最大6羽の群れが1回で、出て来るサシバも1羽~3羽となりましたが、
最後に公園上空を美しく通過したサシバ(これも松田山からの連絡分、受信後17分)で最終的に102羽となりました。
今日は、松田山から頂いた情報のサシバを公園でも何度か捕捉できましたし、山頂から出て公園では識別に迷ったタカの種名を、
山頂で観察されていた方より、教えて頂いたりと、連携も取れました。
その他:クマタカ、オオタカ、ハイタカ、ツミ、ハヤブサ、ノスリ、ハシボソガラス、アオバト、ヒメアマツバメ、トビ、ヒヨドリ、アマツバメ、アカゲラ、エゾビタキ、ヒガラ(声)
観察者:前田治子、青木悦子、武重桂子、市川恵三、関野靖子、渡邊純、氏名不詳9名でした。

              
                          H・サシバ・クマタカin矢倉岳

※松田山 サシバ3(重複ナシ分)ミサゴ
奥津・頼
 
9・23  
渡邊です。
結果は万葉公園ではサシバx9羽(万葉6羽、明神3羽)、ハチクマ×10羽でした。晴天ながら、風が西風で逆風なのが、この数字に影響しているのでしょうか?
また、今日は、アマツバメ、ヒメアマツバメ、イワツバメ、ツバメが非常に多く、トンボも大量に出現していました。
サシバは少ないながら、曽我丘陵から今期初 の出現があました。
観察者:市川恵三さん、前田治子さん、関野靖子さん、青木盛夫さん(明神神社) 、青木悦子さん、青木遥香さん、武重桂子さん、井上さん(明神神社) 、渡邊冨美江、渡邊純、氏名不詳6名でした。                 

観察時間:7:48~14:45でした。 
※松田山
奥津・頼サシバ3羽(重複ナシ分)      
 
9・21  万葉公園 渡辺
観察時間:8:12~14:46
私が8:12に到着した時点では、先着者の観察で、7時台にハチクマ1、ハイタカ1、8時(12分までに)サシバ2、
ハチクマ1、ツミ2と出たそうです。
今日のサシバ・ハチクマはペースダウンの感がありますが、サシバは8時台から13時台まで、
ハチクマは7時台から12時台まで少数づつ出現しました。
ただ、数は少なかったものの、発見時の見た目の大きさは、20日に比べれて大きく見えました(芥子粒とゴマ粒くらいの差ですが)し、
何度か公園上空に来てくれるものもあり、ありがたい事に、写真も満足出来る撮影ができました。
ハチクマの出現場所は広範囲に亘って居ましたが、9羽の内4羽が突然正面空中(3羽)と公園上空(1羽)に現れまして、
やはり視界の狭さが観察をやりにくくさせていると思われます。
サシバの出現場所は、24羽の内22羽が左植林と山頂に集中しました。
サシバ・ハチクマは少なかったものの、他の猛禽類の出現が多く、特にノスリは非常に多く出ました。
番と思われる2羽は何度もやって来て、一度何か小動物と思われる獲物を掴んでいた事もありました。
クマタカも、番と思われる2羽が、結構近くまで来てくれて、観察者一同感嘆の声を挙げました。
     
観察者:前田治子、東佐知子、青木盛夫、青木悦子、関野靖子、峰岸弘子、田口節子、林、渡邊純、
氏名不詳6名、と平日の割には多くの人が集まりました。
お陰様で、「目」の数が多くて、皆さんたくさんの発見をしていただき、大変助かりました。
           青・ノスリ  

※松田山  頼
11時~14時・サシバ2(重複ナシ)・チゴハヤブサ1 エゾビタキ1
 
9・20   万葉公園 渡辺
観察時間は、8:00~15:02 快晴 
最初のサシバは、8:10に山頂に1羽で、以降は9時台からの出現が一回目のピークで、
出現回数4回個体数10羽、二回目のピークは12時台で6回13羽でした。
今日は特に左植林方の出現が他の出現場所を大きく引き離し、
出現回数22回の内12回個体数でも50羽の内26羽と半数以上を占めました。
午前中は、サシバ・ハチクマとも時々公園上空に来てくれて、私としては2日目ですが、
ようやくサシバの写真撮影をできました。
しかし、全体としては、この例外を除いて、皆遠く点のような姿のまま、
良い気流に乗って、右に左に飛び去るものが多かったのも事実です。
それだけに、このようにモヤの中に点のようなタカを、双眼鏡だけで確認されていた、ベテラン観察者の「目」には
大いに助けられまして、その眼力には驚かされるばかりでした。
また、今日は、所謂「お泊り」のタカは居なかったようですので、9時台に多かったとはいえ、
昨日程最初からの連続出現とは異なり、数の多寡は有ったものの14;30までサシバが出てくれました。
そして、昨日同様、ハチクマもサシバには水を開けられたとはいえ、
万葉としては相当数を今日も出てくれたと思いますし、地付きの猛禽類にも随分助けられましたし、
昨日同様サシバ・ハチクマの出現時に同一時刻・同一場所から、複数種同時に出る事も多くありました。
観察者
市川恵三、青木盛夫(明神神社へ)、青木悦子、東佐知子、関野靖子、前田治子、清水敏雄(次郎長)、
井上・渡邊冨美江、渡邊純、氏名不詳5名
松田山 奥津・頼
サシバ0
9・19 万葉公園・・渡辺
観察者:市川恵三、青木盛夫・悦子、前田治子、渡邊純・冨美江、こまたんメンバー3名、氏名不詳4名
観察経過です
7:50~14:30 天候晴れ 到着時の気温22℃
比較的早く、8:13に最初のサシバx1が右カヤトから出て、特に9時台までに、サシバが12羽(全体の40%)、
ハチクマは10羽(全体の45%)と本日観察分の約半数を短時間のうちに記録しました。
この時間帯は、其の他の猛禽類も含めて次から次へと現れて来ました。
また、ハチクマの数もサシバに匹敵するほどの出現で、10時台終了時には、サシバ15羽、
ハチクマ16羽と個体数の逆転も有りました。
時間ごとに区切りますと
 8時台:サシバx11羽 ハチクマx6羽
 9時台:サシバx 1羽 ハチクマx4羽
10時台:サシバx 3羽 ハチクマ6羽
11時台:サシバx 2羽 ハチクマx5羽
12時台:サシバx13羽 ハチクマx5羽
とサシバは最後の追い込みをかけた感じとなりました。
しかし、14:30まで居ましたが、12:58のサシバx3羽を最後に、
その後は猛禽はおろか小鳥1羽として現れる事が有りませんでした。
比較的早く、8:13に最初のサシバ1が右カヤトから出て、特に9時台までに、サシバが12羽(全体の40%)、
ハチクマは10羽(全体の45%)と本日観察分の約半数を短時間のうちに記録しました。
この時間帯は、其の他の猛禽類も含めて次から次へと現れて来ました。
また、ハチクマもサシバに匹敵するほどの出現で、
10時台終了時には、サシバ15羽、ハチクマ16羽と個体数の逆転も有りました。
  ※ハーブ園  奥津・頼
 サシバ3…10分で公園に到着

9・16  
万葉公園

8:55サシバ2・ハチクマ1・
9:05サシバ1
9:25サシバ 1
11:10サシバ幼鳥1・ハチクマ1
12:10ハチクマ2
13:15ハチクマ1
13:20サシバ1
合計サシバ6羽・ハチクマ5羽
全体に高さがあり、観察が困難。14時終了
ハーブ園(標高170m)
13:02サシバ2…ハーブ園上空で旋回後松田山に沿って飛び去る
13:16サシバ1・・・赤田から直線で金井島・班目方向へ
13:35サシバ2・・・2羽で絡みながら金井島方向へ
14;00サシバ1・・・猛スピードで酒匂川上空移動。全く羽ばたかず。
14:40サシバ1・・・赤田付近から出て矢倉岳方向に飛ぶ
14:50終了
合計7羽(万葉公園と重複なし)
観察者
東・関野・前田・青木・奥津・頼
 
 9・13  万葉公園
今日は9時15分から2時25分まで観察しました。 10時49分ハチクマ1羽左植林、その後ロスト、 11時12分ハチクマ1羽頭上通過、 12時5分ハチクマ1羽サシバ5羽山頂から。 13時40分矢倉岳左植林ハチクマ1羽止まっている。最初のロストした個体かも。 その他ノスリ、トビ、カケスなど。 。
※松田山…ハチクマ・トビ
観察者
加藤・前田・奥津・頼
 
 9・10   万葉公園 23度
9:30-11  10:30頃右植林から1羽が旋回して上昇し西へ向かうが途中ガスでロスト。その他ツミ1 ノスリ2 オオタカ2等。
※開成土手・・・・トビ・ハシボソカラス・ヒメアマツバメ
 
 9・7  

万葉公園 17度

9月7日 曇り 
8401210 朝の公園の気温17

910 山頂付近からサシバ2羽が上昇、1羽は途中で見えなくなっが、1羽はそのまま左方向へ飛び、西に渡る。

935 左植林から2羽が出て旋回上昇、左方向に移動しながらだったが途中でガスに入りロスト。

1150 正面モミジ上に1羽が出て、そのまま明神稜線低い方へ飛んだ。すぐにもう1羽が同じ方向へ飛んだ。

以上、渡りと思われるサシバは6羽。

その他の猛禽:ノスリ計4、クマタカ計3、ミサゴ計2、ツミ計2、ハイタカ1、トビ1、不明タカsp5

その他の鳥:アオバト、カケス、メジロ、ヤマガラ、ツバメ、アマツバメ、ヒメアマツバメ、ヒヨドリ、などでした。
 ※開成の土手・松田山ハーブ園にて・・・カラスとトビのみ

観察者
市川・関野・奥津・頼


 
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