2024-2
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2月29日
散歩道を歩いて健康診断へと出かけました。あれこれ面倒ですが、とりあえ
ず気が休まるのではないかと受ける事にしました。
橋のたもとの右一番端の河津桜にメジロが群れています。2時間経った帰り
にもあおむけになって蜜を吸っていました。この桜ばかりに何故でしょう。
早く咲き出した桜ではありましたが。
ツグミがまたもや集まり出しました。第3弾です。数は少な目ですが、途中
途中で数を増やし、移動するのでしょう。このあたりのはビール工場の林や
21世紀の森に向かうのかなと思います。かつて遭遇した群れは、空を焦が
す程の数で、名残惜しそうに、何度もなんども上空を回った後、北西の方向
に消えました。
昔むかし、長くはない・・・と知らされた兄を病に効くという北国の温泉場
に連れて行きました。兄弟最後の旅行になるかも・・・と暗い気分で、ダケ
カンバを眺めていましたら、溶けだした根元で沢山のツグミが採食中で
た。これはもしかしたら小田原で見送ったものかもと思い、新たな勇気が沸
いて来ました。                 
2月27日
ここ3年くらいこの時期、1羽のツグミがクロガネモチに止まり、夕方私
の窓をじっと見つめる事が続いています。目と目があい、心が通じたのかと
ジーンときますが、何のことはない、塒入り前のご馳走を要求しているのか
もしれません。
      
サシバは各地に点在する観察者により、見えない険しい山にも鮮明な飛行経
路が引け、それが醍醐味ですが、昨日、曽我山ソーラー付近でレンジャクの
姿があったとメールを頂きました。宗我神社、ビオトピアの狭い範囲ですか
ら、何の不思議もないのですが、かつて遭遇したレンジャクの大群の残され
たピースがこの瞬間ぴったとはまった気がしました。宗我神社を飛び立った
群れは浅間山、怒田、赤田付近の林を通り、ビオトピアに舞い戻る。あのソ
ーラーを滑るように駆け下り、消えて行ったヒレンジャクは今でも鮮明に浮
かびます。
2月26日
おそらく気温の急激な上がり下がりにやられたのでしょう。久し振りに頭痛
と吐き気に襲われ丸一日苦しみました。花粉症の頭痛とは異なりますし、花
粉症では吐き気は経験していません。明らかに温度差か・・・と。時たま
暑さがダイレクトに感じられない事があり、問題だと思っていました。
久し振りに外に出ましたら、ツグミが減っていました。ヒドリガモが洞川の
土手のスズメノテッポウの芽出しを食べていました。土手にはねずみ花火の
焼け残りの様な真っ黒な糞が散乱し、踏まずには進めません。今日は80羽
程でした。殆どが雄でした。何故ここを通るのか?隣の大きな狩川ではな
く。
        
ここに来ると、どうしてもサシバの第二鉄塔を外して歩くことはできませ
ん。渡りの走りの頃、ひたすら海を来たものが沼代辺りで陸に上がり、なぜ
ここを目指すのか?本流の矢倉岳ではなく。ここまで来たら箱根を目指すの
だろうと考えましたが、もしかしたら、また海に戻るのではないかと思うよ
うになりました。海を来るものは強者、若造は陸伝いに動くと聞きます。
なにも海に戻さなくても良いでしょうが、彼ら300羽程をどの地点でも観
察していない。なら海に戻ったとしか考えられないのでは?
2月21日
雨の中、誰もが動いています。キジバトもヒヨドリもムクドリもカルガモも
空を飛び回っています。年明けの光景とはすっかり変わりました。
餌付け場所に再び沢山のヒドリガモがやって来て泳いでいます。80羽程で
す。先日のヒレンジャクですが沼代にはまだ来ていないそうです。確かに沼
代はビオトピアの飛来より少し遅れて飛来する傾向でしたね。
タヒバリは完全に姿を消しました。が、ツグミは新たなものがやって来たの
か、単独で畔で跳ねるものがいます。時間が経つと、距離を縮めますが、ま
だその気配はありません。田んぼのレンゲがむくむくと盛り上がり始めまし
た。今年は開花が早いかもしれません。
「おっくう」が日々頭の中を占拠し、それを破るのに一苦労です。出かけて
しまえば、楽しいと分かってはいるのですが。これは脳の老化だと専門家が
話していました。
2月16日
数も増えて来ましたので、神社に向かいました。ヤドリギは今年もたっぷり
と実を付け、黄金色のくす玉となっていました。しかし姿はありません。い
つも行き来する会社のヤドリギに移動しているのかもしれません。
待ちながら、カワラヒワを見ていましたら、アトリが混じって欅の落ちた実
をついばんでいました。こうして別のものが一緒に旅を続ける光景は良いも
のです。
やがて2羽が現れ、くす玉を突きますが、すぐに枝に止まりじっとしていま
す。20羽以上と聞いていますから、他は何処にいるのでしょう。しばらく
待っても増えませんので、次のくす玉に行きましたが、鳥も人も見えませ
ん。いるなら大勢の人がいるはずです。それならいったい何処に行っている
のでしょう。赤田か?と進みましたが、桜見物の人だかりで、圧倒されて、
野菜を購入して早々に帰宅してしまいました。
くす玉と言えば沼代があります。そちらとの関係はあるのでしょうか。地元
の方に聞いてみましょう。
ヤドリギの実が落ちていましたので、種とねばねば液を口に含んでみました
ら、キュウリの匂いと種の触感でした。もちろん毒ですので舐めるだけ。た
だ葉は漢方薬になるようで、お茶としての利用があるようでした。毒にも薬
にもなるヤドリギです。
2月14日
夕方散歩に出ましたら、橋のたもとの河津桜は3本が満開で、もう一本は2
分咲きほどでした。この暑さでいっきに開きました。が、全部開くと重そう
ですね。8分咲きくらいが一番見応えがありました。この桜は蜜はどうなの
でしょう。メジロが少し来ていましたが、鳥の訪れは少な目です。
オオバンに突かれたのに、クイナは今日も一緒です。昨日塒の草むらに僕
も混ぜて・・・とやって来たクイナを突いて押し出したオオバンです。周り
を見回しても、共にそれぞれ1羽だけとなりましたから、身を寄せ合い、心
細さを紛らわしているのかもしれません。
カラスの塒入りは今では尊徳記念館上空を河口に向かい、我が家の上は通ら
なくなりました。
     
2月13日
 昨年10月頃から100羽以上のスズメがやって来て、10日ほどは渡りの
興奮でピチピチ鳴いていましたが、その後は住宅地に残った水田で餌をとっ
ては、穏やかに暮していました。腹が満たされるとカクレミノに入り休息す
る、そんな日々が続きましたが、今朝は2羽を残し皆消えていました。何処
まで行くのかは分かりませんが、春を感じたようです。
一方消えるものがいれば今日のレンジャクのように、春を告げにやって来る
鳥もいて、新たな年の始まりはいつもながら期待に胸が膨らみます。
      
2月12日
暖かで戸惑います。松田山の河津桜は色も濃くなり、遠目にも満開が近い事
を教えてくれています。作業も本格的となり、黒々とした土からは湯気
が立ち昇ります。稲作が終わった頃の早めの荒起こしでは、渡って来たばか
りのセキイが無数に集まって、虫を捕るのに夢中でしたが、今はツグミが
1羽見えるだです。
そして川面では残されたものの繁殖に向けての動きが活発です。カワセミは
水面ぎりぎりを猛スピードで走り、1羽だけが元に戻ります。穏やかな追
ではなく、激しい追い出しでした。
40年程、家の前のヘンスが魚をプレゼントする求愛の場で、彼らと一緒に春
を待ちわびたものでしたが、数日にわたる鳴き交わしがさすがに騒々しく、
もう止めてと苦情を言いたくなる程でした。しかし少し上流の護岸をコンク
リート化したら、ぱたりとそれが止んでしまいました。ほんの少し変わった
だけに思えましたが、彼らには大きかったようです。
2月10日
やはり春は足早です。あのツグミたちは1羽も見えません。皆帰ったのだと
思い、寂しくなります。そして私も急がなけれ・・・と何故か焦ります。
と共にその思いは強まっています。やがて何処に行くの?と問いかけ、あ
いいんだ行かなくてと落ち着きます。
     
  
2月9日
昼近く散歩に出ましたら、川岸に女性の団体があり、観察会のようでした。
すると私を呼ぶ声がして、ニコニコ顔のSさんの姿が見えました。今年は移
動が早く、水鳥が少なめですので、困ってはいないでしょうか?
河津桜の何本かは満開を迎える気配がありますし、富士山や丹沢の雪景色も
日差しに照らされキラキラしていますので、気持ちの良い観察会となったで
しょう。
2月8日
やはり春は足早です。昨日のホオアカの群れは1羽もいません。ツグミだけ
を残して去りました。
そのツグミですが至る所で跳ねています。まるで天国。お気に入りの集合に
奮が止みません。酒匂川右岸にかつてコサギのコロニーだった屋敷林があ
り、その中にひと際高いシンボルツリーの欅があり、最後はここに集合し移
動するのかもしれません。
タヒバリも大きな群れをつくっています。今年は彼らは一度も移動せず、栢
山の水田でずーっと暮らしてくれました。お陰様で散歩も楽しかった
2月7日
尊徳前調査に出かけ、あの栢山の休耕田に差し掛かりましたら、ホオアカ数
羽が枯れ草の上に居るのが見えました。なんとまあ美しいんでしょう。図鑑
ではこの腹の白さはなかなか出ないのでしょうか。首輪と呼んでいる朱色の
鎖と胸を飾る黒いレースのネックレス。何度見ても美しい。ツグミもいて、
渡り途中に立ち寄ったのではと思いますが,第二のホオアカ原になってくれ
たらさぞかし楽しいでしょうに・・・。
           
さて河原ではキセキレイの追尾やイカルチドリの雌への安否確認の軽い挨拶
などが聞こえました。ただ繁殖は大方上流に移動しているのか、数は誠に少
なく、昔の風景は微塵もありません。
これらのセキレイ類とスズメは営巣場所の減少など、同じ理由で繁殖が出来
ない気がします。彼らが戻ればもう少し賑やかな河原になるのではないか。
丹沢の山に雪を残しながら広がる青空にきりきりと舞うヒメアマツバメの群
れがありました。
2月4日
雨です。こんな日はバンも川面で餌をとるだろうと散歩に出ました。が姿は
ありませんでした。移動にはまだ間があるのですが、先日鮮やかに変身して
いましたので、もしかしたら早いのかもしれません。大口の葦原が良くあり
ませんから、繁殖はどうするのでしょう。
代わりにクイナが見られました。こちらも3月くらいまで見られ、その後は
北に向かいます。国内でも繁殖はあるようです。
日に日に、ツグミの距離が縮まっています。田んぼを離れ、川岸にやっては
来ましたが、てんでんばらばらで、まだお互いの距離は保っています。
     
アオジも元気です。抑えきれぬ移動前の高まりかと勝手に想像しています。
突然、雪のように真っ白な腹をした小鳥がやって来て、慌てて確認しました
ら、ホオアカでした。こうして装いを新たに旅立って行くのですね。
川岸の河津桜は2分咲きから3分咲きです。
2月2日
今日は一転寒い。この乱高下は困ります。散歩に出ましたが、歩く人はまば
らです。
先日群れていた原っぱにはカシラダカが残っていて、この数日で羽の色も変
わりました。雄の見事な黒々とした冠と胸の鮮やかな赤茶色は美しいのと力
強さとで人目を惹きます。この雄にあい、黙って通り過ぎる事は難しいかも
しれませんね。
       
葦刈りお爺さんは全て刈り終え、帰宅するところでした。誰かの役に立ちた
いとか、褒められたいとか、そんな気持ちは全くなく、季節が来ると疼いて
しまうのだろうと様子から思います。声を失った方で、一度バンの営巣場所
を残して欲しいと、筆談で会話をしたことがありました。
      
2月1日
余りの暖かさに落ち着きを失ったのか、庭にやって来たスズメはやおら求愛
を始め、電柱の穴を覗いては騒いでいます。今年もここで繁殖かしら?
ただこれがまあ賑やかで寝ていられません。
異常な温かさに水もぬるんだのでしょう。誰もが何処の誰かを知らぬ草刈り
おじいさんが今年も仙了川の葦を刈り出しました。渡りの際にはこの葦で休
息したり、虫を捕ったりしますから、刈っては欲しくないのですが、お爺さ
んの中では止められぬ行動なのでしょう。
結局渡りを急げ・・・と、背中を押す結果となりました。
           
     

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